核兵器のない世界へ~NPT再検討会議にむけて

生協コープかごしまは、2015年4月にニューヨークで開催される「核不拡散条約(NPT)再検討会議」への代表派遣のための学習・募金・署名などを取り組みました。

1982SSDⅡ.jpgNPT再検討会議は、国連の場で「核不拡散条約(NPT)」が守られているかをチェックし、今後の取り組みを話し合う場で、5年ごとにNPT加盟国がニューヨークの国連本部で「再検討会議」として開催しています。

前回の2010年では「核兵器禁止条約」の交渉や「核兵器の非人道性に注目する必要性」について全加盟国合意しました。しかし、核軍縮は進んでいないのが現実です。2015年の「再検討会議」の場でも大きな進展は見られませんでしたが、核兵器を持っていない国による呼び掛けなどもすすみ、核兵器廃絶は国際的には大きな流れになっています。

これまで、生協コープかごしまでは、核兵器廃絶にむけた取り組みを、日本生協連をはじめとして全国の生協や被爆者団体と一緒に取り組んでき、2015年の再検討会議でも生協代表団の一員として取り組みに参加しました。

【写真右】1982年の第2回国連軍縮特別総会(SSDⅡ)には全国の生協の仲間と一緒に生協コープかごしまの2人も参加しました。

2015年4月からの「NPT再検討会議」に代表2人を派遣しました。

核兵器拡散の動きを止めさせ、核兵器のない世界を実現するためには、国連の場で核兵器を「いつまでに」廃絶するという「期限」を設定することが重要です。私たち生協コープかごしまを含む日本生協連は、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)と共同して、NPT再検討会議に生協代表団を派遣しました。

被爆経験者も高齢となり、体力の要る渡航も年々困難なものとなっています。そのような意味でも2015年4月のNPT再検討会議は被爆経験者の方々の参加のもとで、核兵器廃絶に向けた具体的な成果を上げられるかが問われる、大変重要な会議でした。

生協コープかごしまからも2人の代表を派遣し、被爆者の方々の支援をしながら、世界に向けたアピールを行いました。

活動の様子はコチラから。

署名は平和首長会議に託し、国連へ提出しました。

コープのお店・個配や共同購入などで取り組んでいる署名は、世界首長会議をとおして国連本部へ届けました。

 

生協コープかごしまの「核兵器廃絶を求める」取り組み
1977年 第1回国連軍縮特別総会へ、日本生協連代表を派遣する募金活動。
1978年 核兵器廃絶署名に取り組む。
1980年 被爆者援護法の制定署名に取り組む。
1981年 第2回国連軍縮総会(SSDⅡ)にむけ募金・署名・寄せ書きを取り組む。
1982年 国連軍縮総会に生協コープかごしまの代表2人を派遣。
1983年 非核都市鹿児島宣言の請願署名。原水禁世界大会への代表派遣。
1988年 第3回国連軍縮特別総会への募金・署名の取り組みと3人の代表派遣
2009年 核兵器の廃絶を求める署名10,000筆。
2010年 NTP再検討会議へ生協コープかごしま代表2人を派遣。
2015年 NPT再検討会議へ生協コープかごしま代表2人を派遣。

 

代表による報告会・学習会を開始しています。学習会などについてはの「問い合わせは組織運営本部(099-286-1115)まで。