6月の生協品質・「コープ商品がかわりますよ」の学習会を開催しました。

なるほどいいね! 新しくなるコープ商品

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もっと「想いをかたちに」。コープ商品が新しく生まれ変わります。

組合員の想いをかたちにしてきたコープ商品が、6月から順次生まれ変わります。

これまで大切にしてきたコープ商品の「想いをかたちに」という原則はそのままに、一つひとつの商品の特徴がよりわかりやすく、そして使いやすく改良されます。

その違いを実感してもらおうと開かれた「コープ商品が変わりますよ学習会」におじゃましてみました。

 上の写真の組合員のみなさんは、一体何に驚いているのでしょう。これはコープ城西店で開かれた学習会での実験の一コマ。

hinshitu-03.png6月から新しくなるコープのドライパック缶(*1)を開けているところです。いつもならグッと力を入れて引き上げていたフタが、持ち上げた瞬間にパカッと開く感覚に、「タブを引き上げる時は変わらない感じだけど、引っ張るときが全然違う!」「力を入れなくても開けられる!」と感動する声が挙がりました。学習会の講師を務めたコープ九州の近藤將来さんによれば、この開けやすい缶は、日本全国の無数の缶を比較する中で選ばれた中で、数千キロメートルの移動実験(缶の強度や品質変化など)などを経て2年かけて開発されたもの。「組合員さんの知恵を借りながらかたちにしました」と話します。


暮らしと食の安全・安心を願う、全国の生協組合員の声によって生まれてきたコープ商品は、暮らしの変化に合わせた改良も重ねてきました。学習会ではそんなコープ商品の歴史もおさらい。例えば1981年に誕生した「COOPミックスキャロット」は、子どもが苦手なニンジンをジュースにして、ニンジンを“食べさせる”のではなく、ニンジン自体を“おいしく食べる”ようになってほしいというママの想いが元になっているそう。「コープ商品は組合員と一緒に作るものです」という近藤さんの言葉に参加者は大きくうなずいていました。


hinshitu-04.png学習会では冒頭のドライパック缶のほかに、フタが握りやすくなった「COOP大きな果肉のブルーベリージャム」の開封体験や試食を行いました。「COOP大きな果実のブルーベリージャム」は果実が80粒以上入っているのが特徴。全員で数えると確かに80粒以上入っていました。hinshitu-05.png

組合員からは「私たちの声がしっかりと届いているという実感がわいてきました。見つけやすくなったことで手に取る機会が増えるかもしれません」との感想が。組合員の声に耳を傾け、選びやすく、使いやすく、そしておいしく改良されたコープ商品。売り場やカタログでぜひ探してみてください。


(取材・原稿 上村麻里亜)
 

hinshitu-02.png学習会に参加した「原良フレンズ」の組合員さん。親子9組が集まりました。右端は学習会の講師を務めたコープ九州の近藤將来さん。
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*1/
素材を缶に詰めて中の空気を抜き、高真空状態にしてから高温の蒸気で蒸し上げるのが「ドライパック製法(缶)」。通常の水煮のように水を加えないため、“ドライ”という呼び方をしています。素材本来の風味・食感が楽しめるのが、ドライパックの魅力です。