1月の生協品質「コープ牛乳 おおすみ」

心まで温まる、牛乳のお話。

私たちが小さな頃から飲み続けてきた牛乳。料理でも大いに活躍してくれる、食卓に欠かせない存在です。「コープ牛乳おおすみ」は生協コープかごしまの歴史をともに歩んできた商品。子どもを想うお母さんたちの願いから誕生しました。新たな1年の始まりに、コープかごしまの原点を改めて見つめます。

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子どもに安心して飲ませられる牛乳が、生協コープかごしまのルーツ。

生協コープかごしまの誕生したのは1971年。加工乳が主流で、素性のわかる牛乳を手に入れることが困難な時代に、「子どもたちに安心できる牛乳をたっぷり飲ませたい」と願ったお母さんたちが立ち上がり、メーカーに掛け合って品質や価格を交渉して共同購入したことが、生協コープかごしま誕生のきっかけとなりました。

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生協コープかごしまのまさに原点。当時の想いを今に受け継いでいるのが「コープ牛乳おおすみ」です。大隅地域産の生乳100%を使用したこの成分無調整牛乳は、現在48の酪農家によって支えられています。その中の一軒、鹿屋市で“楽しく酪農を営む”「戸塚楽農」の戸塚さん一家を訪ねました。お話を伺って驚いたのは牧場の設備。190頭もの牛の体調はパソコンでも管理され、搾乳機では一頭ずつの搾乳量を確認することができます。搾った生乳は空気に触れることなく冷却タンクへ。生乳の鮮度がしっかりと守られています。「安全な品質は、牛の安全が守られてこそ。健康な牛はいい乳を出してくれます」と3代目の戸塚隼人さん。戸塚さんは大隅地区ならではの広い土地を生かし、牛のエサとなる牧草の自家栽培にも取り組んでいます。


大隅産の生乳が殺菌加工のために運び込まれる南日本酪農協同株式会社の都城工場も、「コープ牛乳おおすみ」の味と品質を守る大切な存在です。牛乳は特に品質管理に厳しい商品。鮮度が求められるため、農場と工場が近いことは高品質な牛乳をつくるのに好条件なのだとか。「コープ牛乳おおすみ」専用のタンクに集められた生乳は、朝一番に加熱殺菌処理にかけられます。これがあるからこそ大隅地域産の生乳100%と言うことができるのです。

自家栽培のエサが用意できること、農場、工場、売り場、食卓が近くでつながっていること、工場で徹底管理されていること。誕生から40年以上経った「コープ牛乳」は、現代の技術と関わる人々の努力によってより進化しているよう。今の姿を見て当時のお母さんたちもきっと喜んでくれるでしょう。
(取材・原稿 上村麻里亜)

地元・大隅産の牛乳です

150103-005.png「戸塚楽農」の戸塚さん一家。写真左後が戸塚隼人さん。ご両親と奥様、義弟さんの5人で190頭の牛を育てています【写真右】。

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従来よりも空間にゆとりを持たせた牛舎で気ままに過ごす牛たち【写真左】。
 

 


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ドイツ製の大型搾乳機。一つのゲージに一頭が収まり、一度に20頭の搾乳が可能です。

 
搾乳機の一つひとつのゲージに取り付けられたモニターで搾乳量を管理。
 

 
150103-007.png牛の脚に取り付けられた歩数計で体調を把握。

 

コープ牛乳おおすみ(1000ml・500ml・200ml)

  • 大隅地域産の良質な生乳100%使用
  • 予備加熱+130℃で2秒殺菌(UHT殺菌)
  • 成分無調整牛乳、賞味期限13日