8月生協品質~ひんやり甘~い「南国白くま」でおやつ時間。美味しい笑顔が並びました!

 

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甘酸っぱいフルーツ、口の中で溶けるシャリシャリの氷、舌に残る練乳のやさしい甘さ…。遠い夏の記憶を呼び覚ましてくれるような懐かしい味わいの「 南国白くま」は、鹿児島生まれの鹿児島育ち。長い間、県民に親しまれてきたロングセラーアイスです。今回は、製造元である「セイカ食品㈱」に組合員親子8組と一緒におじゃまし、工場見学や「氷白くま」作りを体験させてもらいました。
 

すっきりした甘さと氷のシャリシャリ食感が「 南国白くま」ならではの魅力。

「セイカ食品」といえば、鹿児島の郷土菓子「ボンタンアメ」や「兵六餅」でも知られた老舗メーカー。
160727しろくま01.jpg6月25日、鹿児島市唐湊にある、セイカ食品のアイスクリーム工場前に組合員の皆さんが小さな子どもの手を引いて続々と集まってきました。めったに見られない製造工程を見学できるとあって、みんなの目は好奇心で輝いています。
ここで作られているアイスクリームは100種類以上あり、日替わりで2~3種類ずつ製造しているそう。この日はあいにく「南国白くま」ではありませんでしたが、おなじみのアイスクリームが次々と作られていく様子に参加者から歓声が上がりました。工場見学の後は、会議室に場所を移して学習会へ。

160727しろくま03.jpgこの日の講師であるセイカ食品研究開発室室長の堀切忠将さんによれば、鹿児島の冷菓の代表格である「氷白熊」が誕生したのは昭和7年頃。
鹿児島市内の綿屋さんが夏場の副業としてフルーツと練乳たっぷりのかき氷を作り、練乳の缶に貼ってあったラベルの白熊印から「氷白熊」と名付けて売り出したところ、これが大評判になり、市内で大流行したそう。
160731白クマ.jpgその後、昭和44年頃に、この人気の「氷白熊」を家庭でも手軽に食べられるようにと開発されたのがセイカ食品の「南国白くま」です。そして、私たちにおなじみの「 コープ 南国白くま」は、昭和61年「できるだけ食品添加物を使わないで白くまができないだろうか」という組合員の声を受けて作られた生協のオリジナル商品。
「人工甘味料を使わず、2種類の練乳とシロップだけですっきりした自然な甘さに仕上げています。シャリシャリ感のある少し粗めの氷と、市販品よりも大粒の小豆を入れているのも『 コープ南国白くま』の特長です」と堀切さんは話してくれました。

160727しろくま04.jpg学習会の後は、いよいよ子どもたちお待ちかねの「氷白くま」作り。
用意されていたかき氷に練乳と液糖を混ぜたオリジナルのシロップをかけ、ミキサーで数秒かき混ぜます。それを好きなだけ器に盛り、お好みのフルーツや小豆をトッピング。練乳たっぷりのかき氷と甘酸っぱいフルーツをほおばると、みんなの顔に幸せそうな笑みが広がりました。

この夏、国産果実(無着色さくらんぼ、りんご、みかん)と北海道産小豆を使った、ちょっと贅沢な「 国産フルーツの南国白くま」も新登場。
鹿児島でずっと親しまれてきた「南国白くま」を食べて、ささやかな夏の幸せを味わいませんか。

(取材・原稿 西郷郁子)

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▲最後にアイスクリーム工場前で全員集合。親子とも満足そうな笑顔が広がりました。
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【写真右】2階の見学室から製造レーンを見ることができます。次々流れていくアイスクリームに子どもたちの目はくぎづけに!

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【写真左】▲学習会ではアイスクリーム全般についてのお話も。「アイスクリームは乳製品なので栄養もあります。食欲のない夏の朝食にもおすすめですよ」と堀切さん。

 

160727しろくま05.jpg【写真右】好きなものを好きなだけ。自分だけの「氷白くま」作りは子どもたちにも楽しい夏の思い出になったことでしょう。

 

南国白くま(140ml×4個)
・鹿児島市の「セイカ食品(株)」が製造
・味つけは2種類の練乳と液糖のみ。香料・着色料・甘味料(スクラロース)不使用
・みかん、パイン、大粒小豆をトッピング
・国産素材使用の「 国産フルーツの南国白くま」(210ml×2個)も新登場