2月の生協品質~生しぼり&低温豆乳製法で、大豆の甘味とうま味がギュッ!

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お豆腐といえば、ほとんどのご家庭に常備されている食材のひとつ。味噌汁の具材だけでなく、鍋物や炒め物、冷奴など、1年を通してさまざまな調理法でいただけるのもうれしいところですね。定番の食材だからこそ、安心・安全、美味しさはもちろん、手頃な価格にもこだわりたい!そんなわがままな願いを叶えてくれるのが「コープボブさんのもめん」です。昨年11月に製造工場が新しくなり、それを機に開かれた学習会に参加してきました。

6つのこだわりが作りあげた、安心の美味しい豆腐。

生協コープかごしまの定番商品の中でも人気の高い「コープ・ボブさんのもめん」。

mc003.png昨年11月、製造元である鹿児島協同食品の営業担当・田代聡さんを講師に招き、組合員と職員が参加して学習会が開かれました。

田代さんによれば、「ボブさんのもめん」には6つのこだわりがあるそうです。

まずは原料ですが、コープでお馴染みのボブさんグループが生産した安心・安全な大豆を使用しています。

2つ目は一般的に使われている硫酸カルシウム凝固剤ではなく、「にがり」を100%使用していること。ゆっくりと固まるため、なめらかな食感になると言います。

mc004.png3つ目は豆乳を加熱した時に出る泡を消すための添加物「消泡剤」を使わないこと。特殊な釜で泡を消すので、豆乳本来の風味が損なわれないのだとか。
そして、「ボブさんのもめん」の美味しさの秘密とも言えるのが、豆乳とおからを分けてから加熱する昔ながらの「生しぼり」製法です。
大豆に水を加えて粉砕し、加熱してから豆乳とおからに分ける「炊きしぼり」が一般的だそうですが、「生しぼり」では豆乳のみを加熱するので、熱処理にかかる時間を最小限にすることができ、大豆本来の味がしっかりと残る美味しい豆腐になるそうです。
mc002.png「手間やコストがかかるため、生しぼりで作っているのは、九州でうちを含めて3社だけです」と田代さんは力強く語ります。

もう一つ、味や食感に大きく影響するのが「低温豆乳製法」。煮沸した豆乳を10℃以下まで冷やし、再び加熱しながら時間をかけて凝固させていくという、これまた手間のかかるやり方です。「豆乳を一度冷やすことで、大豆の甘さやうま味がぎゅっと凝縮され、きめが細かくなめらかな食感が生まれるんです」と田代さん。

パック後にボイル殺菌と冷却をすることで賞味期限が7日間というのも魅力ですね。

「小さな豆腐の中にこんなに多くのこだわりが詰まっているなんて!」と驚くみなさん。「他の人にも教えてあげたいね」という声も。その後、コープの職員が作った手軽で美味しい豆腐料理をみんなで試食。和気あいあいとした学習会になりました。
 

(取材・原稿 西郷郁子)

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▲だしを効かせて湯豆腐に ▲ピリっと麻婆豆腐 ▲ピザ風にオーブンで

CO・OPボブさんのもめん

いちき串木野市の「鹿児島協同食品(株)」が製造

≪学習会で学んだ6つのこだわり≫

・北米のロバート・シナーさん(愛称:ボブさん)グループの大豆使用
 ★ノンGMO(遺伝子組み換えでない)
 ★ポストハーベストフリー(収穫後の農薬不使用)
・にがり使用
・消泡剤不使用
・生しぼり製法
・低温豆乳製法
・賞味期限7日間